C.S.Rで測定、床の滑りやすさを数値で表せます

平成24 年7月31日にバリアフリー新法「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」が改訂され、「床のすべりについて、評価指標はJIS A 1454 に定める床材の滑り性試験によって測定される滑り抵抗係数(Coefficient of Slip Resistance、C.S.R)を用いる。」と記されました。以下に該当部分を抜粋します。

(1)履物着用の場合の滑り 履物着用の場合の滑り日本建築学会の推奨値(案)

床の種類単位空間等推奨値(案)
履物を履いて動作する床、路面敷地内の通路、建築物の出入口、
屋内の通路、階段の踏面・踊場、
便所・洗面所の床
C.S.R=0.4 以上
傾斜路(傾斜角:θ)C.S.R-sinθ=0.4 以上
客室の床C.S.R=0.3 以上

携帯型すべり試験機(ONO・PPSM)で現場測定が可能

携帯型すべり抵抗計数測定器、ONO PPSMの外観写真

携帯型すべり試験機(ONO・PPSM)

本来であればC.S.Rを測定するためには測定したい床材と同等のタイル片(供試体)を防滑業振興協会宛に送り、JIS A 1454に規定される試験機「OY・PSM」で測定する必要があります。

現場での測定値をお知りになりたい場合は携帯型のすべり測定機にて測定します。測定された値はJIS A 1454に規定される試験機「OY・PSM」と互換性を持っているので、C.S.Rと同等に扱うことができます。


C.S.Rの測定は有資格者が客観的に行います

C.S.Rの測定は協同組合防滑業振興協会が認めた「滑り測定士」によって行われます。すべりの測定は随時行っていますのでお問い合わせフォームよりご相談ください。

転倒事故が発生し、その責任について訴訟にて争うときには事故当時の床の「C.S.R~すべり抵抗計数」がどうであったかが重要視されます。近年起きている滑り転倒事故の訴訟事例を見ても「C.S.R~すべり抵抗計数」がいかに重要であるかがわかります。この値によって事故現場の管理者の責任の度合いが大きく左右されるのです。

少しでも不安があれば測定、または防滑施工を実施されることをお勧めします。

C.S.Rの測定後は測定結果報告書を発行

C.S.R すべり抵抗係数を現場にて測定したのちは測定結果報告書を発行します。

測定結果報告書は第三者機関として防滑業振興協会名で発行しますし、すべり測定結果を外部に知らせることはありませんのでご安心ください。